刀剣乱舞×クトゥルフ神話TRPG
舞台:とある本丸(刀剣乱舞 -ONLINE- 世界観)
時間:オンラインテキストセッションで4~6時間
難易度・ロスト率:低・ロストなし
推奨人数:1人
推奨技能:〈目星〉
※探索しかないシナリオです
※SANチェックがありません
※神話生物も出てきません
※ただの茶番です(重要)
・審神者にもらった贈り物(以下、宝物)が気づいたらいなくなってしまった!
・本丸内を歩き回って目撃証言をを聞いて宝物を取り返せ!
SANチェックもSAN報酬も含まないシナリオなので、CoCじゃない!と言われればそれまでですが、次のセッションの前に一休みしたい、幕間でほのぼのしたい、を手軽にできるので暇つぶしにはちょうどいいかと。
というより、某シナリオのNPCと遊びたいがために作ったシナリオなので、キャラのステータスを極力変動させないようにして作りましたから、「通常のCoCとは全く別物」と明記させていただきます。
本作は、「Chaosium Inc.」「株式会社アークライト」「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
©Chaosium Inc./アークライト/KADOKAWA
また、本作は「ニトロプラス」が権利を有する『刀剣乱舞-ONLINE-』の二次創作にもあたります。
本作を遊ぶのにクトゥルフ神話TRPGの基本ルールブックが必要です。本文中の「ルルブ」「ルールブック」表記は基本ルールブックを指しています。
この先はKPする方のみ読み進めてください。
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昨日、【友人1】はその宝物に少し欠損を見かけたから、今朝PCが部屋に出て朝食を食べに行ったときにこっそり持ち出して、主に相談してこっそり直して返そうとしたけど、相談のあと、ほかの刀剣男士から急な呼び出しがあって、宝物を広間に置いて少しだけ離れた。その隙きに勘違いした【新人】はそれを「あるべき場所」へ片付けてしまったのだ。【友人1】はそれを発見して必死に探し回ってて、PCが見つかる前に宝物を見つけ出して審神者とともに修復する羽目になった。
PLには伏せますが、このシナリオの真の目的は、PCに本丸の仲間を手伝ってもらって、仲良くしてもらうことです。そのたびに増える【信用ポイント】の最終的な値が、報酬に影響するのもそのためです。(シナリオ性質上、報酬を一切与えないことも可能ですが、システムとして楽しんでいただきたいのです)
【信用ポイント】のカウントは、セッション中PLに伏せてください。
刀剣男士のNPCたち。PCや本丸の状況に応じて配役を決めるのがいいでしょう。
・友人1(宝物を持ち出した人/手入れ部屋)
・友人2(鍛刀部屋)
・近侍(執務室)
・新人(宝物を「あるべき場所」へ持っていった人/道場)
(・新人と手合わせしている人)
・厨当番(2人以上でもOK/厨)
・馬当番(馬小屋)
・馬当番2(当番だと忘れてたうっかりさん/厨)
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・何の当番も入っていない休みの日、やることがなく自室でのんびりしてたら、ふと大事な物が置いてある場所に目をやると、そのものがなくなっているのに気づく。
・〈アイデア〉成功で、昨日までは確かにいつもの場所にあったのを思い出す。
・しかし自室のものが勝手になくなったこともないだろうし、まさか盗まれるわけも……ないだろう?だって犯人がいるとすれば、それは同じ本丸内で生活している仲間しかない!
・悩んでいても答えは出ない。そう思ったPCは仲間に話を聞いたり、本丸内を探索したりするのであろう。
※【新人】が一度宝物を隠した場所をあらかじめ決めてください。宝物が置いてありそうな場所であれば自由に設定してかまいません。その場所にいる刀剣男士に話を聞く場合、【新人】を見かけたと答えてくれます。それ以外の場所だと、その場にいる人以外は誰も来てませんと答えます。
本丸内を歩き回る。以下の場所を探索できる。
・自室
・主の執務室
・鍛刀部屋
・手入れ部屋
・道場
・馬小屋
・厨
見慣れた自室。私物(同室の人がいればその私物も)が置いてある。
・〈アイデア〉〈目星〉で、失くした物以外は異常がないように見える。
・同室がいる場合今は部屋にいない。
和室だけど、一般的な執務室。机に書類が置いてあったりするが、PCの大事なものとは関係がないようだ。
・【近侍】がいる。審神者はいない。
・【近侍】に審神者の行方を聞けば、鍛刀に行っていたはずが、急用ができて万屋へ向かったと答える。
・(KP情報)【近侍】には目的を教えてないけど、実は審神者はPCの大事なものを修復するために必要なものを買いに行った。このことは審神者と【友人1】しか知らない。
・〈目星〉で机の下に一枚の紙が落ちていると発見する。
→【近侍】に教える、または拾って渡すと、それが大事な書類だと教えてくれる。【近侍】はそれが落ちていたことに気づかなかったようで、PCに感謝する。【信用ポイント】が1上昇。
多くの仲間が生まれた場所で、燃えている炎のせいで外より若干暑い。今日は新入が来るのだろうか?
・【友人2】が日課の鍛刀をしようとしているが、PCが入ってくると困った顔で挨拶をする。
・聞けば審神者も一緒に来る予定だが、急用が入って鍛刀レシピを渡されたあと離れたらしい。
・窓が開いてるせいか、風が吹くと鍛刀レシピが吹き飛ばされて資材の中に紛れ込んだから、困っていると話す。
・〈目星〉で探すことが可能。成功すれば玉鋼の間からレシピの書いたメモを見つける。【信用ポイント】が1上昇。
・失敗しても、「時間があるから大丈夫だよ、用事があるなら先に行って」と言う。
・宝物については、PCが使っていたところは見たことがあるけど、行方はわからないと言う。
何度か入ったことがある部屋。現在はどれも使用されていないようだ。
・到着するとき【友人1】が手入れ部屋から出てくる。傷ついたのか?と聞けばそうじゃないから安心していいという。
→(KP情報)彼は宝物を探していた。もしPCがすでに隠し場所を訪れた場合、宝物はすでに【友人1】が所持しているため、「彼と廊下ですれ違う」に改変する。
・話を聞こうとすれば、「急用があるので、何かあればまたあとで聞きに行くよ」と急ぎ足で去っていく。
→〈心理学〉成功で何かを隠してるような……と感じる
・部屋に〈目星〉、成功すると少し散らかってるように見える。荒らされるではなく探しものをしていたような。
→片付けると、【信用ポイント】が1上昇。
普段から鍛錬、手合わせするときに使う道場。暇なときに訪れる人も多いが、今は手合わせしてる男士が二人しかいないようだ。
・【新人】と一緒に内番の手合わせ当番の人、二人だけいる。ちょうど一段落して休憩しているようだ。
・【新人】に「PCのもの」について聞くと、知らないという。
・【新人】に「宝物の特徴」を説明すると、「そういえばどこかで見たような……ちょっと思い出せないから考えてみるよ」とあとでまた来てほしいと答える。
・【厨当番】に持たせられたおにぎりを二人に届けると、【信用ポイント】が1上昇。
→つまみ食いなどしたら上昇なし。
・すべての場所を回ってから再び戻ると、【新人】は「そういえば〇〇へもっていった」と設定された場所を教える。
→しかし、その場所を調べても当然見つからない。 →エンディングへ
→すでに調べた場所である場合、見当たらないと認識して、調べなおせずにエンディングへ行くことも可能。
出陣している子もいるのか、いつもより静かだ。寝ている子もいる。
・【馬当番】が出陣してない馬のブラッシングをしている。
・宝物については知らないと答える。
・もう一人【馬当番2】が来てないからもしかすると忘れてるかも?と言って、「探してもらえるかな?」とPCに頼む。
→厨にいる。了承すれば「ここに来るように伝えてもらえれば大丈夫だよ、ありがとう」とお礼を言う。
いい匂いが漂ってくる。当番が今日の昼餉を準備しているようだ。
・【厨当番】が料理をしている。
・宝物については知らないと答える。
・【馬当番2】はのんびりと料理を手伝っている。どうやら自分は非番だと勘違いしたようだ。
→【馬当番】からの伝言を伝えれば、「あ、忘れてた!ありがとう!」と言って馬小屋へ向かう。【信用ポイント】が1上昇。
・厨から出ようとすれば、【厨当番】が「これを手合わせ当番に届けてもらえるか?」と頼む。
→了承すれば小さめなおにぎりを渡してくれる。
道場を2度訪れ、且つ【新人】が宝物を隠した場所を探索した後。
・【友人1】がPCを探しにやってくる。「見せたいものがあるから、主の執務室までついてきてほしい」という。
・一緒に執務室まで行くと、中に審神者が待っている
→【近侍】はいてもいいし、席を外してもらってもいい。いる場合は、詳しい説明はされていないため何事だ?と入ってくる二人を不思議そうに見る。
・二人に座ってもらったら、審神者と【友人1】が「真相」の内容をPCに語って、修復した宝物を返す。(もしくは、その場で修復してみせる)
・【友人1】は「黙っていてすみません」と謝り、審神者は「使い込んでくれてありがとう」と礼を言って、シナリオ終了。
【信用ポイント】の値だけ〈信用〉が成長できる。
KPの判断で「成長ロール成功する」を条件に加えたり、報酬自体省いても構わない。
【信用ポイント】が上昇する条件(各1点):
・【近侍】に落とした書類を渡す
・【友人2】が落とした鍛刀レシピを探し出す
・手入れ部屋を片付ける
・【馬当番2】に馬小屋へ行くように伝える
・道場にいる2人におにぎりを届ける